日光の浴びすぎには要注意

日光浴はメリットだけではない

日光浴には優れたメリットがあることがわかっています。体内でビタミンDが生成されるのをサポートし、骨を丈夫にして骨粗鬆症のリスクを軽減させます。またセロトニンの分泌を増やし、睡眠の質改善やストレス解消などを期待できるでしょう。ほかにも生活リズムを整える、免疫力を高めるなどのメリットがありますが、日光を浴びすぎるとデメリットがメリットを上回ってしまう可能性があるのです。

日光を浴びるときは同時に紫外線を浴びています。紫外線は日焼けの原因になり、肌の黒ずみやくすみを発生させます。また皮膚がんのリスクを高めるため、紫外線を浴びすぎている人は要注意です。ウォーキングやジョギングを日課にしている方は、紫外線量が少ない5~6時ごろに行うなど工夫しましょう。

紫外線が心身に与える影響

日光の浴びすぎは体内からビタミンCを奪うと言われています。私達の身体に存在するビタミンCは活性酸素を除去するために働きます。活性酸素は細胞にダメージを与え、皮膚疾患の原因になるものです。特にビタミンCが欠乏している方だと、日光を浴びすぎると肌へのダメージが大きくなります。人によっては慢性光線過敏症が発症することもあります。 紫外線は家具の色を変色させるほど強力なパワーを持っているのです。例えば紫外線の当たるところにある畳は、色がくすみやすいでしょう。こうした有害な紫外線を人体で受け続ければ、活性酸素が増えてストレスを増やす原因になります。適度な日光浴は気持ちがよくストレス解消に役立ちますが、日光の浴びすぎは逆効果になるわけです。